MDAフレームワークの論文の全訳(訳注付き)

Sep 22, 2022|ゲーム研究

MDAフレームワークを提示した2004年の有名な論文を全訳しました。PDFをオープンアクセスで公開します。

MDAフレームワークは、ゲームデザイン分野でよく知られた理論のひとつです。「メカニクス/ダイナミクス/エステティクス」という3つのレベルを区別するやつですね。おそらく日本での知名度はいまいちですが、ゲーム開発者にとってもゲーム研究者にとっても知っておいて損はない理論だと思います。

論文の最初のほう(「MDA」という節の手前まで)は抽象的な物言いばかりで、おそらくぴんとこない人が多数だと思われるので、初見では飛ばしてもいいと思います。

大量の脚注はすべて訳者による補足・推測・疑問などです。細かい話に興味がある方は、本文とは別の独立したテキストとして読んでいただけるとさいわいです。

日本語訳の利用に際しては、下記の注意点を読んでください。

利用上の注意など

  • 著者の確認はとってありますが、権利的にいまいちはっきりしないところがあるので、何かクレームがつけば公開を取りやめる可能性があります(原文もオープンアクセスなので問題ないとは思いますが)。
  • 引用および参照指示は著作権法第32条に従って適切に行ってください。参照指示する際の書式は、たとえば以下のようにしてください。(一例です。必要な情報が書かれていれば問題ありません。)

    ロビン・ハニキ、マーク・ルブラン、ロバート・ズベック「MDA:ゲームデザインとゲームリサーチへの形式的アプローチ」松永伸司訳、9bit、2022年 https://9bit.99ing.net/Entry/110/

  • 訳文しか読んでいないのに原文のみを参照指示するみたいな不誠実なことはやめてください。
  • 参照指示する際は、GoogleドライブのURLに直接リンクしないでください。ファイルの再アップロードやバージョンの更新などでURLが変わる可能性があるためです。
  • 必要があれば適宜バージョンを更新します。